社団法人LPガス協会

LPガスを安全にお使いいただく情報を福岡県LPガス協会がお届けします。

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LPガス豆知識

 

LPガスってなあに?

LPガスとは、Liquefied Petroleum Gas (液化石油ガス) の略称です。この名称でもわかるように、LPガスは統計のうえでは、石油製品に分類されています。主成分は、炭素と水素が結合したもので、プロパンとブタンです。

家庭で使われているLPガスをプロパンガスと呼んでいるのは、家庭・業務用のLPガスの成分にプロパン成分が多く含まれているからです。国では、LPガスをLNG(液化天然ガス)ともにクリーンエネルギーとして位置づけています。


LPガスは暮らしの中にどんな風に関わっているの?

LPガスは、常温常圧の下では気体ですが、加圧または冷却すると液化します。液体になると気体の場合とくらべて体積は約250分の1になります。このため、LPガスは持ち運びが便利であるという特徴があります。

わたしたちの暮らしをみても、家庭用の燃料以外に、ガスライターカセットコンロの燃料登山やキャンプ用の燃料として、その特徴を活かした使われ方をしています。硫黄分が少ないため、直接加熱が必要とされ、仕上がりの美しさが求められるガラス加工陶器制作などの場合でも使われています。

その他、食品加工や熱気球の熱源などの幅広い分野でも利用されているほか、最近では長野オリンピックの聖火やトーチなどにも利用されました。また、環境への負荷が少ないため、フロン代替スプレーの噴射剤やLPガス自動車の燃料として利用が注目されています。


LPガスのほとんどは輸入に頼っているってホント?

本当です。日本では、国内で生産される3倍強のLPガスを輸入しています。輸入先は、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、クウェート、カタールなどの中近東諸国がほとんどを占めています。
(中東全体で約84%)

《日本のLPガスの国別輸入量ベスト5》

1位 サウジアラビア

2位 アラブ首長国連邦

3位 クウェート

4位 カタール

5位 オーストラリア

(その他、インドネシア、イラン等)


LPガスが、日本で使われ始めたのはいつから?

昭和4年8月。霞ヶ関飛行場に降り立った、世界一周旅行中の、初の大型飛行船・ツェッペリン伯号(ドイツ)の推進燃料として使用されていたのがLPガスです。このとき、アメリカ合衆国から取り寄せた補充用のLPガスが、日本に登場した初めてのLPガスだといわれています。

本格的に使われ始めたのは、第二次世界大戦終戦後のことで、LPガスは薪や木炭にかわり、家庭用の燃料の座を占め、現在、世帯数の約57%にあたる、約2800万世帯に燃料として普及し、電気・灯油、都市ガスに並んで家庭部門のエネルギーとして使われています。(総合エネルギーの約15%)


LPガス自動車をご愛用のあの方は?

英国王室がご使用になる公用車は、バッキンガム宮殿にLPガススタンドが設けられたこともあって、すべてLPガス自動車です。現在、エリザベス女王は、在位50周年を記念して献上された「ベントレー・ロイヤルリムジン」を使用されています。V12気筒の専用LPガスエンジンを搭載し、後部がすべて防弾ガラス張りになった特別仕様のものです。環境問題に関心の強いヨーロッパにおいては、LPガスのクリーン性や実用性に高い評価を与えていますが、英国王室も例外ではないということでしょう。


●参考資料 「ENERGY kinkonkan」 エネルギー環境教育情報センター刊


 
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